F・O・R・U・M 41号 |
近日中にF・O・R・U・M 41号がお手元に届きます。
目次:
ガン治療におけるアロマテラピー
尿道感染におけるアロマテラピー
アレルギーと補完医療
助産における精油
注意欠陥・多動性障害をもつ子どもにたいする
アロママッサージ
タイム・ブルガリスL. 2013年の芳香植物
ブラッククミン油
芳香植物園
クルト・シュナーベルト氏の「ガン治療におけるアロマテラピー」はガン治療と植物の二次代謝物質(おもに精油)の関わりとの観点から、現在の知見を詳細にまとめた意欲的な論文です。
分子生物学レベルの話がでてきてちょっと難解ですが、わからないところはとりあえず読み飛ばして、全体を掴んでから読み直してみるといいでしょう。
精油を含む植物の二次代謝物質とガンの抑制作用について、かなり研究が進んでいるのですね。嬉しいことです。
へリンガー博士の「アレルギーと補完医療」も力作です。ずいぶんアレルギーの発症メカニズムに関しても知見が得られているのですね!
「免疫システムは活性化を必要とし、正しいバランスには多少汚れがあったほうが!」とは現代日本の超清潔志向に警鐘を鳴らしています。
「注意欠陥・多動性障害をもつ子供にたいするアロママッサージ」はこうした障害に悩む子どもたちに有効に使えると素晴らしいでしょう!
「芳香植物園」も面白く読めます。
芳香植物を集めた植物園のガイドが一般的ですが、ここでは私たちも使える造園のヒントがたくさん載っています。
拾い読みでいいので、ぜひ目を通してください。
写真:上から
F・O・R・U・M 41号の表紙
タイム(Thymus vulgaris L.)
タイム(Thymus vulgaris L.) 花
ブラッククミン(Nigella sativa L. )の花
By 手塚 千史
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