Natrueが中国向け製品への動物実験を禁止 |
オーガニックの業界専門誌「Bio Handel」(2014年第3巻)の自然化粧品最前線シリーズに掲載されている記事です。
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・・・・・・ヨーロッパの自然化粧品団体Natrueは、中国への輸出化粧品にたいする動物実験の実施状況が、自らの基準と矛盾していることを明らかにした。その上で、これから新たに認証する商品についてはこの禁止措置がただちに適用される。すでに認証された商品について、認証を受けているメーカーは、次回の認証までに中国での在庫を売りさばき、そののち市場から引き揚げる時間をあたえられた。もしくは認証を受けているメーカーは、当該商品について、中国当局がこれまで輸入化粧品について全面的に要求してきた動物実験を要求しなかったことを証明しなければならない。
これによってNatrueの規則はBDIHの‘管理された自然化粧品’の保証のための規則に相応する。プリマヴェーラライフ社、Martina Gebhardt、Santaverdeといったメーカーたちは、多くの競合他社と違って中国の動物実験義務化はずっと昔から知っており、そのためこれまで中国本土で商品を販売したことがないと明言してきた。・・・・・・
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8月13日付けの読売新聞は『化粧品各社「自然」に帰る』という記事で、
植物由来の成分などを多く使う「自然派化粧品」が若い女性の間で人気が高まり、国内メーカーがブランド買収や原料植物の確保などに動いていると報じています。
けれども残念なことに、日本の消費者には「自然派化粧品」と「(本当の)自然化粧品」の間の大きな違い(上述の動物実験の有無などはその一例です)があまり認識されていないようです。
またブログでこの違いをご説明しようと思っています。
By 手塚 千史