クリスマスのヤドリギ |
所変わってドイツのクリスマスにはヤドリギが欠かせません。
例えば世界一規模が大きいと言われるシュトゥットガルトのクリスマスマーケット、ここは出店の屋根の飾りがすばらしいので、
上ばかり見ていると、あ、ありました、ヤドリギが。
ドイツ名物、焼きソーセージ屋さんの屋根にも、
よくみるとほら。
玄関などに飾る生のヤドリギもたくさん売っていますが、残念ながら日本に持ち帰れません。でも、フランクフルトの雑貨屋さんでアートフラワー風のヤドリギを見つけました。
『魂の植物』(手塚千史訳)にもヤドリギのことが書いてあったはずと、めくってみると、「ケルトの遺産」のところにありました。ちょっとだけご紹介しますと、「...ヤドリギの枝の下では、あらゆる因習が忘れられ、自由に振舞うことができた。今日でもクリスマスの時期には、ヤドリギの下で会った人には誰でもキスをしてよい。...」なるほど、ドイツのみならず欧米で広く言い伝えられている「ヤドリギの下のキス」は、ケルトに由来するものなのですね。
それでは、みなさま Frohe Weihnachten!(メリークリスマス!)
by Chelsea