自然化粧品からオーガニック化粧品へ(1) |
ドイツではオーガニックブームの高揚をうけて、自然化粧品からオーガニック化粧品への切り替えが明確に進みつつあります。
これまでプリマベラの化粧品にもついていた自然化粧品のBDIH認定マーク。そのガイドラインは:
・ 処理工程が化学的(合成)プロセスであってはならない。
・ 動物実験は許されない。
・ 動物性油脂や動物性コラーゲンを含まない。
・ 合成色素、合成香料、シリコン、パラフィン、合成保存料を含んではならない。合成保存料のなかには発ガン性を疑われているパラベンも入る。
でした。
この基準に満足できないオーガニック化粧品のリーディングカンパニーが集まって結成したのが、非営利団体NaTrue(ネイトゥルー)です。この団体が認定して出しているNaTrue認証はメーカーと消費者に、自然化粧品とオーガニック化粧品に対して定めた明確で厳しい規則を明らかにしています。この認証を請求するのに、NaTrue の会員であることは必要ではありません。NaTrueが根本的に大切と考えていることは、背後の基準と認定プロセスが透明であり、追証できることです。
By 手塚千史